2010年10月26日火曜日

病棟実習の初日 (OHSU16日目)

今日は病棟実習です。朝の7時から夜の7時まで約12時間の業務です。業務といっても私はほぼオブザーバーですが、、、。

7時から30分、Night Floatの医師から日勤の医師へ引き継ぎが行われる。7時30分から20分間、退院カンファレンスを行い、それが終わり次第各々パソコンに向かい患者の情報収集、それが終わり8時を少し過ぎたあたりから全員でぼちぼち廻診しつつディスカッションをその都度行い治療方針や検査方針が決まっていく。病棟は大体8人くらいの入院患者がおり、一番多い時で18人とのことでしたが、本日は少なめの8人(うち新入院が3人)でした。一人の患者に費やす時間、、、これがすごい!大体30-40分くらいを1人に費やしていました。しかも、8人を3-4人の医師と2人の医学生でみており、マンパワーの違いにいつものことながらびっくりです。

日本では私たちは朝8-9時に個人で廻診(この際も短くて5分、長くて10分くらい)、何かする必要がある患者がいれば午前外来と午後外来の間の昼休みを削って診療、午後の外来が終了してから夜の6-7時にもう一度診察している。
一人で少ない時で5人、多い時で10数人の持ち患者でやっと病院が回っている。
それでも赤字になってるけど、、、、。

日本の現状を本日のAttendingを務めるDrにお話をしたら「Dangerous practice!」と一言、ひどい日は日勤から夜勤、次の日の日勤まで36時間働くとお話しすると「 Risky practive!」と笑われました。
実は危険な綱渡りを毎日しているんだなあ、でもそれで当たり前なんだ、、、と、、、思ってやっている。いつも思っているけど他人に言われて自分たちの気持ちを自己肯定できる自分たちがちょっと悲しいというか、、、我々の現状を否定的にとらえてくれたアメリカの医師の言葉で安堵感を得ることができて変に救われた気分になりました。

だめだ、今日は眠いのでもう寝ます

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