今週はクラマスフォールズでRural Medicineの研修です。
ポートランドから約5時間半、ハイウェイと下道を使って南下し日曜日に入りました。
月曜日は午前中に入院患者の診察をシャドウィングです。
家庭医で20人ちょっとの患者を見ていて、チームは3つあり、基本はインタ-ンが担当医にする形です。それぞれに2年目または3年目のレジデントが1人と更に上にスタッフがアテンドとしてチームに入って構成されています。
2チームで10人前後のOHSUよりはこちらの方が忙しそうです。本日同行した2年目の研修医の先生とお話をしているとナイトフロートではなくオンコール登板があるようで、内科の患者が入院した時は病院に呼ばれて入院患者のケアをしなくてはならないようです。オンコールの翌日は昼までの勤務で約30時間の継続勤務、OHSUのレジデントは朝に上がっていましたからやはりこちらの方がハードですね。
OHSUで研修をしていた時は何だか自分たちと全然違うなあという感じでしたがクラマスフォールズは何だか我々の働いている病院と似通った感じがして共感しました。
ただし、教育については完全な屋根瓦になっているので我々みたいなオンザジョブトレーニングで基本的に放置されている状況とは程遠い状態です。
教育のために医師を1人使うと患者を見る医師が減るので収入が減るかもしれませんが、日本みたいに「見て学べ自分で調べろ」という教育よりは逆に早く成熟した医師になることができて経済的にもいいかもしれませんね。
午後はクラマスフォールズに就職活動で訪れていた学生さんに同行し市内を見学、リクルート担当の先生(我々のホームステイ先)が一つ一つ物件を車でまわり、いつに出来て値段はいくらという話をしていました。まるで不動産屋さんを副業でしているかのようでした。
結構学生が来ていましたがリクルートメントは大変のようですね。
アメリカも日本も地域医療の担い手を探す、育てるというのは大変なことだなあと共感しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿