本日はGabriel ParkのCLINICで研修です。午前中はFamily MedicineのPriceptingに陪席、2人の研修医をアテンディングが指導していました。基本的には教え方は以前もお話しした通りDynamed,Up to ateが主なツールでした。興味深い患者が1人、来ていて両側の外転神経麻痺の患者が来院、色々と調べてみると多発性硬化症や重症筋無力症など、、、が鑑別に上がる感じ、、、本院の眼科医に連絡するも予約がすぐ取れないとのこと、、、(2週間後だとか)。そこで結局、患者の夫が運転する車でERまで行き眼科、神経内科の医師に診察を受ける運びに、、、日本のようにすぐに見てもらえる環境が無くすべてが予約外来ですぐに見てもらうにはERで高額のお金を払わなくてはならないんですね。今までのブログでは簡単にアクセスできる皆保険に否定的な見方が多かったのですが、アメリカのようなシステムでは本当にこれは怪しい、重要な疾患の可能性があり急いで検査をしたり診断をつけたいような場合には不便な点が多いかもしれませんね。
午後はスポーツメディスンのDrにつきました。日本ではスポーツ外傷を扱う印象ですがこちらでは、いわゆる整形内科的なことをしていました。基本的には家庭医の診療を行っており鬱の患者やEDの患者、子供の風邪などを幅広く見ていましたが、その中でも筋骨格形の問題について非常に詳しいという特徴を備えているような感じです。アメリカの家庭医の女医にマタニティケアを得意とする医師が多い(患者が女医に見てほしいと思うらしい)のと似た感じなのかどうか分かりませんが、一般的な家庭医が整形外科的な問題を解決するニーズを強く感じてでスポーツメディスンを勉強して治療に生かしているという感じでした。
身体所見についていい勉強ツールがないかと聞いたら学生教育やレジデント教育用のリソースを教えてくれました。ネットがあれば診療中にものぞくことができて便利そうです。ちなみにフリーアクセス可能です。
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