最近は当直で変な患者が山盛りです。変と言っても、良くあるタチの悪い観光客というわけじゃなくて、ソフトコンタクトレンズをハードコンタクトの保存液で煮沸してしまったがそれをそのまま使用して目が痛くなり受診した患者とか、、、。まあ、痛くなって当たり前って感じですが、細隙灯所見ではフルオロで不染帯があり角膜損傷がばっちりありました。
それ以外にも今週はびっくりした患者がいました。スキー場より連絡「外陰部をスノーボードで受傷して出血が止まらない女性を受けてくれ」とのこと、、、「31歳男性の内科医が対応しますがいいですか?」って感じですね。とにもかくにも、どうやったら外陰部をスノーボードで切るのでしょうか?やはり誰かがスノーボードでぶつかってきてエッジが股間にこすれて切創になったのが一番「あり」でしょうか?それともあの先のとがった部分があそこに直撃でしょうか?女性の痛みは良くわかりませんが、すごく痛そうです。男なら耐えられません。
どんな事やらと不安と興味心でいっぱいでしたが、来てみて話を聞いてみると片足をスノーボードに固定してもう片足をスノーボードから外している状態で転倒、本来足が固定されるはずの金具の部分に座り込む形で股がぶつかって出血したとのことでした。
診察してみたところ、外陰部が腫脹して創部が圧迫されたためかすでに止血済みでした。おそらく外側のみ(外陰唇)の挫傷でしょうが、東京からの観光客で翌日東京に帰るとのことでしたので婦人科宛てのお手紙を渡して後はナプキンで圧迫して帰宅となりました。
後々看護師さんに聞いてみたのですが年間に何例か同様のトラブルがあり婦人科の診察台でナートをした患者さんもいるみたいです。
スノーボードに行くのはいいですが股間をけがすると非常に恥ずかしいですねぇ。旅の恥はかき捨てといったものですが、、、女性のみなさん、思いがけないけがに注意です。
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