2010年2月21日日曜日

爪水虫

先日、爪の水虫を治したいという若い患者さんが来ました。前にいた病院では普通の水虫くらいはいたんですが爪水虫をあえて治療したいという人いなかったので恥ずかしながら初体験でした。個人的にあんまり勉強しなかったのはなぜだろうと振り返ってみたら、治療の必要性を強く感じなかったからというのが本音です。しかし、いったいどんな時に治療が必要なんだろうかと思いながらdynamedで検索をしてみました。Onychomycosisという項目に治療法を発見、treatment not recommended based solely on clinical observationとありました。意識はしていなかったけど案外間違っていなかった様で、爪水虫で死ぬわきゃないってことでしょうかねぇ。
でも、今回の患者さんは爪がぼろぼろで靴下に引っかかってしまうとのことで生活の質を上げることを考えると肝機能をフォローしつつ治療してあげたほうがよさそうな感じです。ではでは治療法はというと、足の爪の水虫ならテルビナフィン250mgを1日1回内服×12週間、指の爪の水虫なら6週間の内服が望ましいとのことでした。長期的に継続内服するほうがテルビナフィンのパルス療法やイトラコナゾールのパルス療法よりも効果がいいらしいです。
イトラコナゾールに関してはテルビナフィンがだめな場合、イトラコナゾールを200mgを指なら6週間、足なら12週間を内服する方法がありました。イトラコナゾール200mgを1日2回を1週間/月×指なら2~3か月、足なら3~4か月内服するという方法もあるみたいです。
何だか色々あるみたいですが治療の必要がなければ経過を見て、どうしてもするならテルビナフィンをだらだら続けて肝機能がない範囲で経過をみる。だめならイトラコナゾールに変更して様子を見るっていう所でしょうか?
いやはや今の職場に来て今までと守備範囲がかわっていろんなことが勉強になりますねえ。明日はどんな人が来るでしょうか、面倒ですが楽しみでもあります。
昨日の夜と今日の日中、スキーに行きました。昨日の夜は気温がひくく雪が降ったので非常に滑りやすかったのですが本日は暖かくシャーベットからアイスバーン状態でした。うちの奥さんも昨日今日は楽しそうに滑っていて何よりでした。最近はスキーの楽しさを再確認しました。50歳くらいまで20年くらい頑張ればシニアの大会にでも出られるかしら?という感じで練習に励む日々です。

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