2010年2月16日火曜日

共働きであること

共働きって本当に大変だと最近つくづく感じています。自宅で「疲れた」なんて言っても相方には「またうだうだ言ってる」と言われたり、逆に向こうが何か言っていても案外こちらが聞き流してしまって向こうはフラストレーションがたまってしまったりと、最近は自宅では仕事の愚痴は絶対にやめたほうがいいと感じていました。そんな風に思っていたのですがふと「疲れたねえ」と言ったら相方も「疲れた」と一言、いままでお互いに「聞いてくれない」「聞きたくない」と思っていたことが少し和らいできた感じがしました。
聞いてくれたとか聞いてくれないということよりも、現在の状況が長くは続けられないとお互いに思っていることがともに何となくわかっていて言葉にできなかったことなのに急にお互いに共感出来た瞬間でした。
夫婦で同じ職場、同じ部署で働くのは本当に大変です。どの病院も医師2人を同時に確保するなんて出来ない時代ですが夫婦で赴任した場合はそれがかなってしまいます。医師2人勤務した場合、病院側は人事の面の安定、経営において莫大なメリットを得ることが出来るのです。ところが、務める側のメリットというのが案外少ないことが発覚しました。「夏休み、正月、一緒に休まれると体制が維持できないので二人で休まれると困ります」みたいな感じで言われてしまうんだなあこれが、、、。こっちとしては「二人で来てもらって非常に助かっているので夏休みや正月くらいは一緒に休みを取ってください」と言われるものかと思っていましたが、そんな私が甘かった。世の中は搾取する側とされる側の基本構造、組織ってエグいですね。莫大な利益をえてさらに休みを一緒にとるなだなんて、十分な利益がありつつさらに利益を搾り取る。何だか嫌な気分になってしまいました。
後期の研修が終わったら二人別々の勤務先を選んだほうがいいのかなあ、それも当直がないクリニックがいいなあなんて本当に考え込んでしまいます。いつもいつも全力投球で仕事に没頭する妻に敬意を払いつつも、頑張りすぎて無理して病院では見せない疲労困憊ぶりを自宅で見せる妻を見てしまうと複雑な気分になってしまいます。
守ってあげたい、でも本人が自分は無理して限界であると自分で気が付いていなければ、他人がブレーキをかけることはキャリアをぶち壊す邪魔な行為でしかありません。自分の体力や限界をしって自分で自分の仕事量を自分で調整する技術を身につけないと結局は元も子もないんでしょうね。共働きで同じ職場であることは大きなメリットかと思っていましたがそうでもないもんだなあと思いました。共働きで同じ職業、部署で頑張っている方々をみると本当にすごいなあと思ってしまいます。来年は診療所勤務、それも別々もしくは一人は非常勤になれればライフワークバランスが維持できるかもしれませんね。

0 件のコメント:

コメントを投稿